まっつぁんこ

君は放課後インソムニアのまっつぁんこのレビュー・感想・評価

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)
4.1
「水は海に向かって流れる」に続いて青春映画?を観た。

不眠症に悩む男子高校生中見丸太が校内の幽霊が出ると噂の天文台で幽霊👻と出会う。
その幽霊👻は同じく不眠症のクラスメイト女子曲伊咲😄
幽霊が出るとの噂は曲伊咲の自作自演。
休憩場所である天文台に他人を寄せ付けないための策だった。

天文台で出会った二人は天文台で交流を深める。
ある時天文台が稼働していることを倉敷先生に見つかってしまう。
二人は居場所(天文台)を守るため天文部を結成。
天文部を正式な部と認めてもらうため、イベントを企画して写真コンテストに挑戦。

力を入れて企画したイベントは雨のため中止。
丸太はショックをうけ全責任が自分にあるように感じる。
そんなことは全然ないのだが高校生ならそんな考え方もありえる。
ジジイになると、そんなのたいしたことないけど(笑)なんて思ってしまうのだけど。

続いてふたりは伊咲の姉をお目付け役に写真撮影旅行に出かける。
途中で姉は彼氏との旅行にばっくれて行ってしまう。
面白い(笑)
ふたりは旅行を続行。
見附島や真脇遺跡をめぐるロードムービーのおもむき。
KAGAYAさんが監修した美しい映像もみどころ。

その後ちょっとした事件もあるけどあまり本筋とは関係のない漫画原作の設定だろう。
伊咲は生まれつき心臓に障碍があるのだそうだ。
本来はそういう特殊な設定なしに描いて欲しい話。
漫画原作の映画化の限界だろう。

部活経験ゼロ0️⃣男子校に6年通ったジジイにはちょっと眩しいお話だった。
どこが?
高校生でこんな経験して「一生一緒にいよう」なんて誓う。
ほんとかよ!みたいなところ。
人生の2割のところでそんな経験をして残りの8割をどう生きるのだろう。
まあ、残り8割は平凡だから映画になることもない。
そんなところでしょうか😄