7月16日に亡くなったジェーン・バーキンを娘のシャルロット・ゲンズブールが撮ったドキュメンタリー。
ジェーン・バーキンは結婚は一度だけだけど別々の男性との間に3人の娘をもうけた。
最初の結婚は18歳のときで相手はジョン・バリー。
長女の写真家ケイト・バリーを産んだ。
ケイト・バリーは2013年に自殺して亡くなっている。
この映画でもケイトの名前はしょっちゅう出てくるのでアタマに入れておく必要がある。
二女のシャルロット・ゲンズブールはこの映画の監督。
3人の娘の中でもっとも有名であろう。
彼女は歌手セルジュ・ゲンズブールとの間にできた。
1980年にジェーン・バーキンはセルジュの元を去り、シャルロットは父と暮らしたようだ。
そのためシャルロットは母のことをよく知らず、母のことをより深く知るために撮ったのがこの映画だ。
三女は映画監督ジャック・ドワイヨンとの間のルー・ドワイオン。
彼女の名前もしょっちゅう出てくるが映画への出演はない。
このくらいの関係は押さえて観るべきだ。
映画の冒頭は日本。
ジェーン・バーキンは東日本大震災のときもいち早く手をさしのべた親日派。
コンサート出演まえの緊張した場面から始まる。
もっとライブのもようを撮って欲しかったけど軽く流された。
その後も特にストーリーはなく、娘が母にインタビューしながら進行する。
一番のみどころは、シャルロットが父と12年間過ごしたアパート。
いろいろな物がきれいに整然と残っていておどろく。
母バーキンは、家出した手前この家に来たのは何十年ぶりかだった。
シャルロットのすすめで訪れて感慨深そうだった。
現在この家は一般公開されているようだ。
他に印象に残ったのはシャルロットから母ジェーンへの質問。
「お父さん(ゲンズブール)との子をもう一人作ろうと思わなかったの?」
答えがふるっていた。
「ケイトとバリー、シャルロットとゲンズブール、この均衡をくずしたくなかった。」
それにたいしシャルロットは
「一人の男に一人の娘、ありかもね😄」
海外はこういうの多くて普通。
広末は日本人には珍しい世界標準に近いことやってる😄
がんばれ(笑)
ちなみにシャルロットは一人のパートナーとの間に3人子供がいるけど結婚はしていません。