まりぃくりすてぃ

ハバルダのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ハバルダ(1931年製作の映画)
4.3
邦題は『どけってば(道をあけろ)』

固定カメラ時代の最善が尽くされて、絵になってる構図→絵になってる構図→絵になってる構図→絵になってる構図→絵になってる構図……が、よく出来た漫画に等しく良テンポで連綿して話をメイク。最少限の中間字幕はふきだしだ。
よく出来た漫画が私たちを飽きさせるわけが、ない。

味のあるおじさん・おじいさんがいっぱい。たまにおばあさんも。
その場その場の必ずの二項対立、わかりよい。何か知らんけど、ソビエトってものの “忙しさ” は今なお魅力。
教会を壊す側に、おにいさんやおねえさんやスマートな “おじにいさん” が多かったせいで、私には終始、教会破壊派のほうが善っぽくみえた。

アレクサンドル三世は偉かった人らしい。。。

[岩波ホール ジョージア映画祭2022 “コーカサスからの風”]


▽付録▽

ロシア(&ジョージア)料理研究家のキャビアマリが東京のピロシキ三傑をご紹介します♪

1位 東中野コトゥタモペヴァの揚げピロ
(ふわもこ! 見ただけでもう倖せな気持ちにさせてくれる、平和な可愛らしいぷっくりさ。肉ピロ・野菜ピロ・林檎ピロの三種類あり。まずは肉からいこうね♪ ロシア料理よりもむしろパンにこだわりあるらしい?店主さんのパン作り愛が充満してて、一個一個に「イワン」とか「ニコライ」とか名前つけたくなる私。冷めたら全然おいしくないのは云うまでもありませんけど。)

2位 神保町サラファンの春巻き型ピロ
(ふにふに! 肉クレープって感じ。ちょこんと穏やかに皿隅にのった洋カラシをちょいつけしながら、ナイフとフォークでお行儀よく食べなきゃいけないようになってます。紙ナプキン持参で手掴みでガブッといくのが私の夢。)

3位 新宿スンガリーの揚げピロ
(東中野の店主さんのかつての修行先だったそうで、似てる。感じられるパン愛の差で金と銅に振り分けてみました。)