きさらぎ駅のNorisukeのネタバレレビュー・内容・結末

民俗学専攻の学生、堤春奈は卒業論文のテーマに神隠しを選び、実際に異世界へ行ったと言う葉山純子を探し当て、当時の出来事をヒアリングする。高校教師だった純子は残業で遅くなり、最終電車で帰路についていたものの、ふと気付けば無いはずのトンネルを潜り抜け、意識を失った。目を覚ました純子は何故か昼間の見知らぬ風景の中を走る電車に乗っており、そこには他にも同じように紛れ込んだ人達がいて…な話。

ネタバレ無しで観た方が絶対に面白いアトラクションホラー映画。
2ちゃんねる発祥の都市伝説なので、事前にWikipediaなどで概要だけでも触っておくと更に楽しめると思う。
何故かFPS視点で話が進むのでそこがゲームっぽく、画面の彩度も相まってPS1か2あたりの古き良きホラーゲームをやってるかのように感じた。
ホラーシーンは被害者が爆発霧散(！)するのでそんなに怖くはなく、不気味さよりも笑いに転じてしまうのは恐らく監督、狙ってやってそう。
はすみんのモノローグの後からが本番。春奈がまさかRTAしだすとは思わなかったよ…。はすみんの情報を持って無双しながら進んでいく展開は面白かった。オチもいいし、エンドロール後の展開もなかなかに良い。是非、最後まで観てほしい。