ひゅうどんこ

PLAN 75のひゅうどんこのレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
3.8
前回鑑賞2023年4月5日

 以前観た時と少し変わった感情が芽生えたことで、観返してみて良かったと思えた。


 遠い未来の話ではない。
「・・・と期待され、30年かけて65歳に引き下げることも検討され、、、」というニュース音声もカットインされることから、年齢層のトップを何とかしたとしても、ボトムのπが変わらない現状ではそうなるわな、と我が事感が強くなった。

わたしも、「いづれ」や「そのうち」じゃなく「近いうち」のターゲットに入れてもらってることになるからね。どーしよどーしよ?😰

 超少子高齢化の難問を政府や政策集団、あまつさえ日本の人口割合のかなりを占める高齢層のせいにすることは簡単である。
確かに碌でもない政治屋もいるだろうし、碌でもない年寄りもいるだろう。

ただ、悪の元凶がそんなに単純明快なら、すぐに解決出来るのでは?
それ以外の原因を見落としてない?
それに対抗する対案はあるのかな?
と思えてしまう。あくまで私感だけど。。


 本作の感想戦をする場合必ずあがる議題に、
「もしあったらアリorナシ🤷‍♀️?🙆‍♀️」ってのがある。

わたしは、選択肢のひとつとして議題のテーブルにあげることすらタブーってのはナシだけど、万が一こんな制度が導入されるなら、絶対に同調圧力を生まない広報と運営はセットで必須、さらに同時進行で他の施策も行ないつつ実施する条件付きであってもいいかなという見方である。
そこに至るまでに様々なハードルがあって、ガイドラインを策定しながらしっかり問題点をクリアしてゆくのは言うまでもない。

当然ながら、こんな施策をしなくてよい未来であって欲しいとは思ってる。


 本作は『PLAN 75』製作委員会によって作られたと銘打ってはいるものの、タニマチたちの顔色伺いながら忖度しまくって、無惨な出来上がりになってしまう、、そんな製作委員会とは違った形の製作委員会方式で作られた作品。

制作は、撮影のみが日本で行われ、それ以外全ての作業はフランスで進められた。

そうせざるを得ない現状が日本映画界に厳然としてあるとのこと。
先細りにならない明るい未来であって欲しい、こちらもそう願わずにいられない。



。。ということで今回は2023年5月14日にjuri@juriecoさん、5月17日に豆晴@hahanakuさんから頂いたリクエストへのお応えでした。
有り難うございます!

※リクエスト下さっている方々、
頂戴したご要望は有り難く丁重にリスト化してますが、鑑賞の機会に恵まれてレビューする気力がある時に初めて公開するシステムになっております😂ので、順番前後する可能性も大いにアリ、ふた月み月1年2年....と気長に温かい目でお待ち下さい。