ひゅうどんこ

岸辺のふたりのひゅうどんこのレビュー・感想・評価

岸辺のふたり(2000年製作の映画)
4.2
 キリスト教によれば、死からの復活においては、肉体が最も強く美しい状態で蘇ることができるのだそうです。

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督は「人が一生のあいだ抱き続けた、密やかだけれども強い願い」を描いたと言っています。

監督は自転車天国といわれるオランダ出身。
日本とは桁違いの自転車への愛もよく伝わってきます。


 私は、所謂「お迎え」のようなかたちで彼岸にいる父さんが迎えにきたという解釈をしてます。

聖書を補完する聖典モルモン書には、復活の様子とその普遍性が記されています。

この聖典の中で登場する、アミュレクはこう説いています


── 霊は​体に​​回復され、​体は​霊に​回復される。
そして、手足と​関節は​ことごとく​その​体に​回復される。
この復活は、老いた人にも若い人にも、束縛された人にも自由な人にも、男にも女にも、悪人にも義人にも、すべての人に与えられる。
そして、髪の毛一筋さえも失われることはなく、すべてのものが今あるような、その完全な造りに、すなわち体に回復される ──


────以上、2021年4月20日記
溜まりに溜まったメモアプリから転記🤦🏻💦



 我が事ながら、ここからどー感想をまとめるつもりだったのか?当時の自分を問い詰めたい。

まさかこれで終わりだったのか(^_^;)?!


 今日再鑑賞して思ったのは、信仰する宗教/死生観/生死や安否に関わらず、突然別れが来た人や一生会えないお別れをした人も、必ず会えるんだということ。それも、頭に焼きついてる一番きれいな姿のままで。
今から愉しみだなー。

【参考】
» Michael Dudok de Wit
https://www.acmefilmworks.com/directors/michael-dudok-de-wit/
Acme Filmworks, Inc.はアメリカのアニメーション制作スタジオで、厳選したクリエイターの作品を公式に公開しているこちらからも観れます。
(本作は、上から4番目の絵をクリック→Father and Daughterをクリックしたら動画フォームが出てきます)