上海人のための映画！

上海映画。上海とか、シンガポールとか、国際的なアジアの街、仕事で住んでみたいなー。
離婚して一般人の絵の先生をしている主人公の白老師とその周りの人々(ピックするならば3人の離婚経験済みの女性たちとその仲間たち)。下のように書いてみると、さらに一人一人がいかに個性的で良いキャラクターだったかわかる。白老師はデートしたいのに、ついついみんな集まって来ちゃって、がやがやお互いに言いたいこと言って嫌な表情もおもむろに顔に出すのに、結局楽しくなっちゃってるところとか、良い。

主な登場人物たち:
1. 新しく出会った映画監督の女性、初デートの観劇で彼女が感動している反面彼は寝ていて趣向のちがいが浮き彫りになっているところ場面から始まる。これで女性があーこの人じゃないわ、ってなってる感じ、わかるなー。笑
2. その映画監督の女性はイギリス人の男性と離婚済み。その2人の小学生の娘。可愛いの。
3. 元妻。2人とも離婚は大昔の話って割り切ってるけど、なんだかんだ世話を焼いてくる。
4. 絵の教室の生徒で、台湾人の富豪の夫に逃げられた美女。言い寄って来てるようで、来ていない。
5. 世話焼きで無愛想な母。
6. 年頃の息子。美容が好きで、ボーイッシュな彼女への気持ちを疑ってしまう。コーヒースタンドをやってる。
7. 息子の彼女。波瑠みたいなボーイッシュな可愛さ。彼氏の父親である白老師との関係が良い。
8. 家の一室に住まわせてるイタリア人のアレックス。筋トレしてるけど上半身ばっかり。
9. 向かいの靴修理職人。名言好き。
10. 何より、キュレターである兄。周りには大ホラ吹きと言われる。

上海アラフォー男女浮世絵。

とにかく会話劇が面白くて、とても印象的でした。若い監督と脚本家なのに、なかなかよい腕を見せてくれました。
上海語がまったく分からいから、劇中の数々の名言の魅力も感じきれずやや残念。笑

上海って本当に不思議なまちで、中国特有のローカルのダサさと、百年資本主義と西洋文化の洗礼を受けた小洒落感が入り交えて、とても魅力的でした。

また上海に行きたくなりました。