シャーロックの妹・エノーラの2作目の事件を描いた作品。
ある日エノーラに『姉を探してほしい』と依頼者がやってくる…。
前作では母親としか交流のなかったエノーラが初めて外の世界を知り、事件に巻き込まれながら解決していくという成長物語でもあったが、今作では探偵として自立し、自らの手で捜査していくという、前作よりもエノーラがパワーアップしていた。
この作品の世界観は相変わらず可愛くて美しい。
アイテムや小物一つ一つにこだわりを感じるし、クラシックな時代をキュートに描いている。
この時代の象徴の一つが社交界や舞踏会でのダンス。
エノーラの捜査に上手く溶け込んだテュークスベリー(ルイス・パートリッジ)とのダンスシーンはとてもお気に入りの場面。
エノーラを取り巻く女性陣は、とても頼りになる頼もしい存在だし、陰ながらエノーラを支える兄・シャーロックとの関係も素敵だ。
前作よりもより素敵になったルイス・パートリッジや、ミリー・ボビー・ブラウンの可愛いだけではないアクションシーンも応援したくなる、とても楽しませてくれる作品。
