タカシサトウ

オリエント急行殺人事件のタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

 それで終わっていいの、というのはあるが、結末まで観ると、殺人の理由は、そうだったのかと思えて切なくなる。

 関係者がみんな集まって、それで、なんて、と。振り返ると、出来過ぎてるし、観ている間は、そんなことはさっぱり分からない。初見ではないんだけど、探偵ポワロ(アルバート・フィニー)に解説されて、やっと、そうだったのかと。

 何といっても、エレナのジャクリーン・ビセットは本当に美しいし、ハバート夫人のローレン・バコールも貫録はあって、まだまだ美しいし。メアリーのヴァネッサ・レッドグレイプは、この頃は若くてなかなかいい。そして、オルソンのイングリッド・バーグマンが如何にもそれらしくない、宣教師役で、アカデミー賞を取る程に上手くやった感じ。

 そして、ショーン・コネリーも出ているし、リチャード・ウィンドマークも、マーティン・バルサムも。

 そして、オリエント急行のその列車もなかなか良かった。

 ケネス・ブラナー版はどうだろう(2022.5.22)。