ベビーパウダー山崎

カーターのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

カーター(2022年製作の映画)
3.0
130分ワンカット風、キャメラが常に対象を追いかけ続けるノンストップアクション。ここまでくるとゲテモノへの好奇心、奇形の表現を覗き見している感じに近い。韓国映画だが、北の現状を娯楽としてがっつり描けるのは強い。泣きのドラマよりひたすら人殺しのアクション、すべてが終わったあとの厭なラスト、今の日本映画(大作)にはない感覚。
中盤の車を何台も横付けしてのアクションがおもしろ、このあたりが数年後アメリカ映画に平然とパクられたりするんだろうなあとか思った。世界各国でパクりパクられ続けるのが映画。ホン・サンス組のチョン・ジェヨンが博士役で出ていた。