JIN

グッバイ・クルエル・ワールドのJINのレビュー・感想・評価

3.6
極力情報を入れずに、西島秀俊、大森南朋、斎藤工、玉城ティナ辺りが共演してるし、内容もぶっ飛んでるかもと期待して観てみた。
これって「クルエル(Cruel)」と「狂える」をかけてる訳ではないやんねえ?
巷の評価は低いみたいやけど、個人的には割と面白かった。
ただクライムエンタテインメントと言ってもあまりにもやってることが雑すぎて、そんなもんバレるのは時間の問題やろうにと思うことが多々。
まあ大胆な方が画的には面白いか。
それと音楽の使い方がオシャレに見せようとしてるんやろうけど逆に臭く感じてしまった。

この作品を観てると、一体ヤクザはそもそも何でその道を選んだのか?と気になった。
そして何でヤクザをやめようと思い、いざやめたらどうゆう事態が起こりうるのか?
改めて色々考えさせられてしまった。
日本社会って一度道を踏み誤ると徹底的に排除されがちで人生をやり直し難い場所なのではないかとも感じる。
こんなに生き辛い世の中なんだから毎年2万人だか3万人だかの自殺者が出てしまうのも当然のような気もしてしまう。
ああ、世知辛い。

あのチンピラ、ほんまもんかっていうぐらい目がイっとったなあ。
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