YoshitakaBaba

さかなのこのYoshitakaBabaのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
4.5
謎の評判の良さから思わず気になって鑑賞しました。
公開されてもう2週間ほどですが、フィルマークスの評価は4.1。
今後増えたり減ったりするかもしれませんが現時点でこのスコア。
実際タイトルの時点でビミョそうな雰囲気しちゃいますが、鑑賞して納得の評価でした。

簡単に言うとさかなクンの人生を映画化した作品です。
さかなくんが書いた原作もあるようでそれが基になっています。
よくこの作品がというか、さかなクンの人生を映画化しますって企画通りましたね笑
失礼かもしれませんが中々通りにくそうな企画ですね。
これが作れた時点で凄い話ですね。

まぁー正直評判良いのは知ってましたがかなり舐めてました。
絶対ふざけた映画だと思いました。
ですが観終わった感想としてはフォレスト・ガンプのような印象すら感じました。
もちろん規模感が違うので別物ではありますが、それにしても良い映画でした。
老若男女問わず観れる作品に仕上がっています。

ストーリーとしてはコメディ要素が強いですが、人によっては全然泣ける映画だと思いますし、それぞれ辛い事はあっても描写として描かれません。
なので子供は観やすく、大人はその後の事を想像しやすいように描かれているように感じました。
エンタメとして素晴らしいなと思いました。
また主人公がのんが演じいるのがまた良かったです。
のんの純粋そうに観れえる演技がとても良くて楽しそうです。
決して女性とも取りなくいい演出で純粋さを求めてのんになったのかなと思いました。
のんが圧倒的に良かったです。

そしてこの映画はサブキャラも気になるようなキャラになってます。
夏帆演じるモモだったり柳楽優弥演じるヒヨだったりそれぞれのサイドストーリーが気になってしまいました。
それぞれ色々あるんかなーと思わせるような演出。
一見無駄そうに見えて全然無駄じゃないかなと思いました。
この映画人として生き方あり方を重視している点でそれぞれキャラにフォーカスしているのも良いですね。
その人なりの人の良さが際立っています。
お母さんにしろキャラが立っていてお母さんなりの良さがずっと一貫されていますね。

そしてこの作品はエンタメです。
なので割と終盤にとんでも展開があります。
一本取られました。
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