小室哲哉のヒットの法則にあてはまってはいるけれど??
森の中にいる”それ”の正体が本作の興行としての興味を引っ張ってる本作。
観る前にうかつにパンフレットを開いたら、某雑誌の名物編集長の記事が目に飛び込んできた。なるほど「あっち系の話か」と覚悟してみたせいか、「あっち系」寄りの人間である自分は楽しめた本作。
小室哲哉はヒットするエンタメの要素のひとつとして
「みんなが知っているけれど、みんなが忘れてることを使うこと」と著書で書いていた。
ホラーと言えばゆるい脱力系心霊モノばかりの邦画界にあって、なるほど古くて新しいこのアイディアを持ってきたかという着眼点の驚きが自分は面白かった。自分の好きな世界なので、身びいき入ってるけど、それでも映画としては破綻してるところはないので、こういう映画がある余裕があってもいいんじゃない?といいたい。
できれば、子どもの視点か大人が右往左往するパニックスリラーかどちらかに絞って欲しかったな、という思いがあったり、なんであんなにサッカーのシーン長いねん、とか気になる点はたくさんある。でももう一回いうけど、自分はこの作品見切れないのよね。
あとどうでもいい自分の萌えポイント書くと、子どもの服装が小ぎれいじゃなくて、本当に冬の田舎の子どもの服な感じがしてそこが妙に好き。