きよぼん

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のきよぼんのレビュー・感想・評価

5.0
感情の大洪水や(´д`)・・・

東京に現れた巨大宇宙船。しかし目立った動きもなく、人々の日常は続いていく。クラークの「幼年期の終わり」のような設定。JKとその友達を通して描かれる日常。一見静かなんだけど、すさまじい情報量の映画。ここでいう「情報量」とは「感情」のことだ。

3.11、コロナ。陰謀論。今もネットの情報に振り回されながら、いつくるかもわからない大地震を横目に日常を生きるということ。突如現れた宇宙船を軸に、今、この世の中にある全ての感情が描かれるといっても過言ではない。台詞も素晴らしい。彼女たちの関係が好きだ。大事にしてるものが愛おしい。世の中全ては言い過ぎか。それでも観ていた自分の中にあるものを、全て出してくれたようなシンクロ感がある。

今年ベストどころか、生涯ベストの候補にいれたい作品。書いてたら、また感情があがってきてうまく書けない。見終わった後、感情あがりすぎて、いつもいってる劇場の出口まちがえるくらい頭ぼーっとしてた。

この作品には、オレの大事なものがあります。マジでガチでオレはこの作品が好きです!と言いたい。だけど、この気持ちを一ミリも理解できないって人、それどころかバカにしてくる人も世の中にいてると思うのよ。

そういう「他人」も一緒になって今この日常を生きてる。わかってもらいたいとは思わないけど、そこにちょっとした切なさもある。なんか泣いちゃうのよね。

この映画は自分的には満点。「アベンジャーズやスパイダーバースなど、「おまえ前後編映画は両方みないと評価できんわっていってたじゃん?」と突っ込み入るかもしれないが、もうこれ後編がド傑作なの確定だから。前編の感情の洪水、この感覚を感じさせてくれただけで、オレは推しまくりたい。

今年のベストは観る前から「帰ってきたあぶない刑事」だと決めてたんだけど、意外なダークホース。後編公開の5月にはマッドマックスもあるし、オレの身体持つのか(*´∀`*)

アップする前に読み直してみたけど、流石にもうちょっとちゃんとしてこと書かないといかんねー。でも今は感情あがりすぎて無理。後編みたらまとめたい。いやまとまるのか。
きよぼん

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