もにー

ロストケアのもにーのレビュー・感想・評価

ロストケア(2023年製作の映画)
4.2
国も、現政権も、この国で暮らしてる国民ですら自分の身に降り掛かるまで見て見ぬ振りを決め込む『介護するという現実』に正面から向き合っている映画だと感じました。

私は介護職では無いですし、まだ介護の経験もありません。でも今後、近しい未来、両親の介護をもしするとなれば、当事者の立場になるでしょう。

職場でも、介護をしながら仕事をしている人は多くいます。決して他人事では無い現実がそこにはあると感じ、この映画を観に行きました。

・30-50代で父親・母親・もしくは両親がご存命の方

・いざとなれば介護は何とかなるでしょと思っている方

・あり余る冨をお持ちで無い方

上記に当てはまり、もし近くで上映がまだされているシアターがあるなら、是非観に行って下さい。

いつか来るであろう「介護」という現実に直面した時、この映画を観終わった時の自分の心情がきっと心算をしてくれると思います。

私個人としては、斯波(松山ケンイチ)の気持ちがとてもわかりました。かなり心を削られると思いますが、オススメです。

とにかく『凄味』のある映画で、この映画を観に行って良かったと思います。
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