肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

長ぐつをはいたネコと9つの命の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.5
無限かのように命を無駄遣いしていたら9生見逃してた大切なもの、逃げていたもの、「丁度いいもの」
長くつ猫プスと元カノ猫+純真犬の3人組を追う熊家族+人間の仲良し家族、童話アイテムコレクターのセレブ巨漢、賞金稼ぎの狼の計四組でドラゴンボー…望みが1つ叶う「願い星」目当ての血を血で洗うバトルロイヤル…ではないけどそれぞれに合ったアドベンチャーの開始

だったら良かったんですけどね、その"ハートフル・カタルシス"に辿り着くための押し、積極臭さが逆に"いま1つ足りなかった"印象を持ってしまったんですよ…
だからこの映画がアカデミー賞長編アニメ映画賞、受賞じゃなくてほっとしているというか…
dis○neyよりドリームワークス派なんですけどねー監督、俳優、制作会社で一切"バイアスのかからない"自分という正直な生き物なんすw

でもやっぱりドリームワークス!「アドベンチャー&エンターテイメント」を描いたら、飽きる暇もないくらいのジェットコースター展開で"一級品"のものは届けてくれるんですよ。

もうオープニングの構成・掴みも完璧と言っていいほど、"最初にクライマックス"を持ってくるような、ほんとんど"ラスボス戦"の大立ち回りを"歌とダンス"も混みで矢継ぎ早にやってるのけは(おぉ…)な感嘆の領域なんです。
が、返ってそれが(オープニングが最大の見所なんじゃ…)という嫌な予感も絡む不安を彷彿とさせるというか…
結局そんなことはない…とも言い難いのが惜しいんですよ!

「マザーグース」のジャック・ホーナー、「三匹の熊」など英国の童話、童謡が主軸となって物語に絡むので、今作がアカデミー賞候補だろうとピンとこない日本人が多い事、またそれ以外にも「童話」のアイテムが続々と登場し、「メリー・ポピンズ」、「アラジン」、「シンデレラ」と某ネズミーのア実で人気を堅固にしたもののアイコン・アイテムが登場のユーモアがあれど"無駄遣い"が気になったんですよね…
というか、デ。ズニー意識するならもっとバチバチな攻撃的"童話メタ(パロディ)"が必要だったのではないか?というほど、本作の大ヴィランの1人ジャック・ホーナーの扱いに疑問符が残るのです…

思ったよりも本作のテーマってアカデミー賞候補に並ぶだけあって、"大人(視聴)意識"が成されているので、殺伐とした"死生観"も絡んできてほとんど「ブラックコメディ」です。
人、めっちゃ死にますw

映画『ペット』よろしく、動物たちの独壇場と言わんばかりモブ人間に"人権はありません"w
転落死多数、ジャックの放つユニコーンの角の矢で散華多数(笑)
カラフルにクラッカーが如くパコーン🎉と消えていきますが、あれ血飛沫吹いて死んでるようなもんですからねw実写映画でも近い演出が『キングスマン』だったかにありましたが…w

そんなブラックなヘイトを稼いだジャックへの"勧善懲悪のカタルシス"、つらい人…犬生を歩んだ「ワンコ」へと凝縮される"ハートフルのカタルシス"がまだまだうるうるくるような"決め技"を連発できたんじゃないかと、物足りなさを感じた次第です…

その点と吹替ではなくオリジナル吹き込みキャストのアントニオ・バンデラス&サルマ・ハエックとサントラからも言える"メキシカン色"から、ディズニーも経た代表作『リメンバー・ミー』と"敵対"するような構図となる2大(もはや近年はイルミネーション、S(ONY)PAの4大?)スタジオだけにストーリーとして"訴求力のある「独自性」"が欲しいと思うところでした。

まだまだ言いたい事があって、やっぱボロボロと出てくるのに通称「わたケツ」(勝手に)と言ったら…
🐭の回し者のようなゴルディ役中川翔子さんですが、彼女の声は印象に残らず、それ以外の全ての配役が素晴らしくあっているように思え、特に土屋アンナさんのラフな声遣いなのに、実に多彩な情感高いフワフワーテの声は、独特な魅力に溢れてました。
小関ワンコの憎めな可愛さったら…異常w😉