しょうちゃん

13人の命のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

13人の命(2022年製作の映画)
4.0
タイのタムルアン洞窟に、
土砂降りの雨による冠水のため閉じ込められてしまった少年サッカーチームの、
手に汗握る救出の全貌を描く。

Amazon Prime Videoで2022年8月5日から独占配信。

本作の事故は、
当時はニュースで大きく取り上げていたので、
これは映画化は間違いないと確信していました。
この事件を取り上げた作品は、
“THE RESCUE 奇跡を起こした者たち”
“THE CAVE サッカー少年救出までの18日間”
と本作とは別に2作品作られている。
本作の監督がロン・ハワードなんでクオリティは間違いなしである。
事故の事は、
何人かの子供たちがタイ洞窟に閉じ込められてしまい、
ダイバーと一緒に潜って救出されたという事しか知らなかったが、
本編を観て、
こんなに大変な事故だということを改めて知らされる。
てっきりタイのダイバーが救出したと思いきや、
イングランドの2人のダイバーに依頼する。
この2人のダイバーが、
ヴィゴ・モーテンセンとコリン・ファレル。
有名なハリウッドスターは出演しないと思ってたので驚いた。
主役は当然この2人のダイバーなんだが、
覚悟を決める県知事や、
洞窟に水が流れない様にダムを設置する水道技師、
稲を台無しにしてまで協力する農民たち、
子供たちの無事を願う母親たちなど、
他の人々も平等に描かれているのは良かった。
本作の見所は、
洞窟シーンでのダイビング。
沈船や幽霊屋敷でのダイビングとは異なり、
洞窟内が狭すぎるので、
息の詰まるような圧迫感が凄い。
子供一人の救出作業にかかる時間が7時間30分という。
あの狭い洞窟内を7時間30分も潜るのは、
絶対にウエットスーツの中がトイレ状態になる。
ウエットスーツの中でオシッコをすると、
匂いが吐きそうになるくらい臭くなる。
子供を潜らせるとパニックに陥ること間違いないので、
子供もを麻酔で眠らせて運ぶという作戦には驚かされる。
洞窟ダイビングは海外で何度か潜った事あるけど、
僕は地形よりもお魚を見るのが好きなんで、
好んで洞窟ダイビングはやらないかな。
しょうちゃん

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