北海道の白老町にあるウポポイに妻と二人訪れたことがある。その前にアイヌ文化の予習になればと、コミックゴールデンカムイを読んだ。少し前の話なので内容の詳細は忘れてしまったが、アイヌに対するリスペクトの気持ちが伝わってきたことはうっすらと覚えている。私もアイヌの世界観、宗教観、信仰心には大いに感銘する。あのコミックが実写化されるとのことを知り、ぜひ観たいと思い鑑賞することにした。
ある程度予想はできていたが、この映画で描かれたのはコミックのほんの序の口といったところか。壮大な予告編みたいな感じでなんとも消化不良感は否めない。願わくばテレビやオンデマンドの長編ドラマにしてほしかったのだが、色々事情はあるだろう。
またこの続きも劇場で楽しめそうだ。それはそれでいい気もしてきた。アイヌの文化もアシリパがガイド役となって教えてくれるし、笑いの要素も意外と盛りだくさんで気軽に楽しめるいい映画。また見たいと思える満足度。
アシリパと杉元は、キングダムのテンとシンを思わせる。山崎賢人は役者としてバージョンアップした感じです。
