開戦から戦中かけての原作者黒柳徹子の周囲の人たちを描く作品。押し出される強い主張はないが、父親や校長先生の生き方を通じて、反戦の思いだったり、生きる上での大切なものは何か、など様々なことを語りかけ、問いかけてくる。
小児マヒのために体の自由が制限されるヤスアキちゃんとトットちゃんとの友情にはジーンとくる。子供らしい危なっかしさもあるけど、トットちゃんの心のバリアフリーが感じられ、ヤスアキちゃんの心の内を思うと、嬉しくなったりもした。
私にはちょっとハマらなかったけど、作画も優しい感じの秀作です。