元闘牛士のおっさんがシェアタクシーの仕事中に墜落した隕石の影響で怪物に襲われる話。
コメディよりなのか、それともシリアスなのかいまいち区別のつかない映画。
フェミニストを揶揄したり、ラストシーンだったり、主人公が主人公なだけにどう応援していいか分からない。
また、変異が起こっている範囲が途中全くわからないので事態の深刻さが伝わってこない。
山の中という舞台なので、主人公たちにだけ怪物のヘイトが向いているのはまあ良いんだけど、とは言えしつこく追いかけてきすぎだろうと思った。
娘だからこそ追いかけてきているという背景があるのかと思ったけど、思い切り襲ってきてるしそうでもなさそう。
とにもかくにもエイリアンの動機や背景が全く語られないので、そういったことは深く考えずに追いかけっこを楽しむのが正しい見方だった。
低予算B級映画だからこそ、しがらみの無い見せ方や演出で良いアイディアがあるかと思ってたけど、恐怖演出とかは意外とオーソドックスで驚きは無かったのが残念。
闘牛士のおっさんのノリと人情味が良い感じなんだけど、序盤のフェミニストに対する発言も相まって男性至上主義的な結末になってしまっているんじゃないか、と不安になってしまった。
可もなく不可もなく、といった印象のB級映画。
