まるちよ

バトル・インフェルノのまるちよのレビュー・感想・評価

バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)
1.8
脚本有りのヤラセ除霊動画を配信、インチキグッズを売ってる小悪党2人組。
いつものようにスタジオ準備を終えて配信を開始したところ本当の悪魔が彼女に乗り移っちゃった!という話。

基本的に室内劇で主人公マックス、親友ドリュー、悪魔が乗り移ってしまったドリューの婚約者レーンの3人が押し問答する流れ。
乗り移った悪魔はマックスに自分がインチキをしていたことへの懺悔を配信しろ、といきなり無茶振りしてくる。
今まで自分が築き上げてきた立場が崩れるので最初は渋っていたマックスだけど、スタッフが殺されたりプレッシャーで葛藤しながら懺悔をしていく。
悪魔のくせにえらい地味な嫌がらせするな、と思ったら実はそれ自体が閲覧者を増やして配信画面から世界中の人を洗脳?するという悪魔の罠だったという、どうにもみみっちい手法だった。

悪魔が動画配信サービスと、バズってる配信に群がる人間の性質を利用する、というのは斬新で人心に漬け込む悪魔らしい手法ではあるけど「アモン」と名前がついてる大物悪魔ならもうちょっと直球な方法が取れるんじゃないの?と思った。

ちょくちょくある、マックスとドリューが幼い頃に居た神学校の一コマの方がホラーとして面白そうで、老婆の先生が若干狂気じみてて良かった。
バトルインフェルノ、っていう邦題が詐欺で原題の「The Cleansing Hour」(浄化の時間)の方が当然ながらしっくり来る。いい加減これ系のB級映画での邦題詐欺やめてほしい。

特に記憶に残る映画では無かった。残念。
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