まるちよ

ヴァチカンのエクソシストのまるちよのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
2.5
実際にヴァチカンに存在したエクソシストの話をベースにしているけど、そこを除けばありがちなエクソシストもの。
悪魔に取り憑かれた少年を助けるため、職位を追われそうになっているベテラン神父と新米神父が奮闘する話。
話自体はとてもシンプルで、それ以上でもそれ以下でもない。

骨太なラッセル・クロウが神父役なのでその佇まい、所作だけでちょっと面白い。
新米神父であるトマースがメキメキと成長していき、最後には残り199箇所の悪魔祓いへ共に旅立つという下りもなんだか爽やかで良かった。

実話ベースなのでしょうがないけど、昨今の派手なホラー映画と比べるととても地味な映画。
退屈、というわけでもないのでエクソシストものとして堅い佳作。
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