ドラえもんは猫型ロボット

バッドマン 史上最低のスーパーヒーローのドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

3.8
スポンサーであるケルヒャーの掃除機がどこで業界一の吸引力を見せるのか?
そこが、この映画の見所です。

〈あらすじ〉
売れない役者である主人公は、ヒーロー映画『バッドマン』の主役をゲット。意気揚々と撮影に望むが、父親が怪我をしたという知らせを受けて病院に向かう途中、事故に遭い記憶を失くしてしまう。主人公は自分を『バッドマン』だと勘違いをして騒動を起こすお話。

下品な笑い満載のコメディ映画。

馬鹿馬鹿しいのに、笑ってしまう。
これが、フランスコメディ映画か。
恐るべし、フィリップ・ラショー。
ことあるごとに、MARVELのパロディをブチ込んでくる。
一本一本はくだらなくても、束になってくるとさすがに笑う。

特に最後の敵との決戦前に、主人公の妹が緑の粉を浴びた理由が分かったときは、さすがに声が出てしまった。
安直にもほどがある。

普通に『バッドマン』の映画自体がスタイリッシュで面白そうで、フィリップ・ラショーも男前でムキムキなのに、あえてふざけるのが凄い。

映画としても、負け犬男の逆転劇という根幹ストーリーがあって、ちゃんと最終的に大団円に落ち着くのも良かった。

ヒーロー映画を期待して見る作品ではとてもないが、ヒーロー映画好きな人なら、より笑える作品だと思う。

「僕の生まれはどこ?」
「それは母さんの子宮に決まってるだろ」
セクハラだろ、普通に(笑)