もとや

ミセス・ハリス、パリへ行くのもとやのレビュー・感想・評価

4.3
北海道の実家に帰省中、たまたまWOWOWのW座にて映画が始まった。東京の一人暮らしの部屋にて小さなスマホの画面で観るWOWOWと、実家のリビングで観るWOWOWは雰囲気自体も違うのだが、学生時代を思い出させられ、何ともエモーショナルな気持ちになる。

3回泣いた。
とても良い映画だった。

感想や評価を特にinpせず、期待値を高めず鑑賞したことも勝因である。


生きていく中で重要なことは非常にシンプルだと教えてくれる映画。

そこには自分と他者への愛があり、ぼくはここにどちらかが欠けてもダメだと思うが、大事なのはその順番で。

ハリスが愛に真っ直ぐな女性で自分が納得いかないからみんなのために行動を起こすというその流れ、結果的に他者のためになっているその流れが最も重要で。

心から自分に素直に、気持ちに正直に、生きていくから人の心は動くのだと。

”おばあちゃんが洋服を買いに行く話”は人生のバイブルになり得る。
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