<武人の最期の壮絶さ>
※これまでのシリーズをすべて観ています。
※小説も読んでいます。
前作が5月でしたっけ?壮絶的に良いところで終わっていたので、早く続きが観たい!と悶えながら5ヶ月待っていました。
今作はガイエスブルク要塞とイゼルローン要塞の戦闘終盤からお話がスタートします。圧倒的窮地に陥ったケンプ提督の秘策とは?そしてヤン提督の奇抜な対抗手段とは?そのあたりを序盤一気に楽しむことができました。
その後のちょっとした戦闘シーンも見事な采配。名将の引き際の素晴らしさを見せつけられました。単なる宇宙戦艦の打ち合いで終わらない威厳を銀英伝からは感じますね。
ただ、それ以降は政治的な描写や人間関係模様が中心のストーリーだったかな。でも、銀河英雄伝説の真の面白さってこのあたりじゃないですか?このアニメから初めて銀英伝を見始めた人には物足りないかもしれないけど、こういう暗躍や諜報が大きな戦争に繋がっていく絶妙な面白さ、じっくり楽しみたいところです。
といった感じで今回もかなり楽しむことができました。ただ、個人的には第8次イゼルローン攻防戦の結末、その壮絶さがややあっさりしてたなぁと思ったので4点には届かず、という判断にさせていただきました(もっと悲惨な描写が見れると思ったけど・・・)。