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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォのTELのレビュー・感想・評価

3.8
<音響が良い劇場で観るべし>

※前作の劇場版、アニメシリーズ視聴済み。


公開翌日にIMAXレーザーが搭載されている劇場で観てきました。感想は「かなり良かった」です。


1.ストーリー
前作と比較するとインパクトは弱かったかなぁと思います。前作は圧倒的なビジュアルと新キャラの登場、デスゲームに理不尽に参加させられ、全くゲームのことを理解していないアスナが徐々に現実を受け止め世界になじんでいく面白さがありました。でも今回はその続きなので、そこまで新しい展開は無かったです。

それに原作だと今作と前作の間にも面白いストーリーがあるので、「あのシーンは飛ばされたかぁ」とちょっと拍子抜け。まぁ全部を映画化するわけにはいきませんもんね。

でも、スゴイ映像表現と迫力抜群の音響、アインクラッド攻略序盤のいざこざや人間関係など、期待以上のシーンを観ることができました。特に、先頭に立って攻略をする2つの勢力を守るためにその間に立ちボス攻略に挑むキリトとアスナの壮絶なバトルシーンには興奮が止まりませんでした。

途中に出てきた攻略を阻害する勢力の暗躍や終盤のシーンなどなど、次に繋がる薄暗いシーンが色々と出てきたのは結構面白かったです。続きが映画になるのかわかりませんが、とりあえず期待しています。


2.キャラクター
今回から登場する情報屋のアルゴがカワイイ!小さくて一見弱そうだけど実は結構な実力者っていうギャップが良かったです。前作から登場したミトも健在。詳しくは書きませんが見どころ満載でした。

でも、やっぱりプログレッシブはアスナが主人公の物語なんだよなぁと思わされましたね。前作と比較するとかなり強くなっているし、攻略の要にもなっていました。あと、個人的に好きなキャラだとエギルも活躍していたので一安心。


というわけで、かなり楽しめました。アインクラッド編序盤の本編では語られなかった苦労話や成長物語がこうやって観れるのは良いですね。

でも、まだまだ5層とかそのあたり。本編は60層より上の階層のお話ですよ。まだまだ物語は続くんですよね。個人的には本編よりもプログレッシブの方が好きなので、ぜひぜひこの調子で映像化を継続してほしいなって思います。
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