変面という大道芸を男に継承したい孤独な爺さん。男児を買ったら、男だと嘘をついていた女の子だった。捨てようと考えるも、捨てられたくない女児は必死に付いてくる。
女に価値はないからと、女の子は今までに何度も捨てられ続ける。爺さんは爺さんであまりにも酷い仕打ちが襲う。
人身売買や男尊女卑が蔓延る昔の中国が舞台で、なかなかにキツイ価値観や時代背景。
だが純粋に感動する。私はお涙頂戴という言葉が嫌いだ。良い映画を観ると自然と涙は出るもんだ。もちろん本作は自然に涙が溢れまくってた。
誰にも知られずに消えゆくには勿体ないほどの隠れた傑作。
