創

天間荘の三姉妹の創のネタバレレビュー・内容・結末

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

出演者もみんな好きだしスカイハイも好きだし唯一の不安要素は北村龍平だけど、ドラマ版のスカイハイも良かった(ような気がする)し。
と思ったのにビックリするほどハマらなくて戸惑いに戸惑って考えた結果、
若者と自死に対するディスが流石に酷すぎるように思えたのが1番の要因な気がする。

他にもいろいろ解せないところはあった。
なんで一馬だけ漁船で海に還ったんだ?とか、え?あなた急にキャラ変わりました?さっきのあのやり取りなんだったん??とか、
なんでこんないちいちCGから時代遅れ感が漂うんだ?とか。

こういう優しい世界はあって欲しいと思うし、説明不足もギリギリ想像の余地として許せる範囲だったと思うんだけど、
でもどうして優那ちゃんがあんなボロクソに言われないといけなかったのかだけがどうにも分からなくてハマれない。

のんも門脇麦も大島優子も寺島しのぶも永瀬正敏も、高良健吾も柳葉敏郎も平山浩行も不破万作も大島蓉子も彼らが説得力を持ってるからなんとなく見れちゃうし、
山谷花純にも吸引力があるからこそ、確かにちょっとワガママで視野の狭い子だとも思うけどそんなに責められなきゃいけないか?
理不尽に突然に奪われた命と燃え尽き寸前の命、自ら死を選ばざるを得なかった命、それぞれの扱いにこんなに差をつける意味はどこにあるんだろうか。
誰かから見て甘かろうが本人にとって厳しい現実なのはその誰かにも変えられないことじゃん。
それを若者は甘いとか生きたくても生きられなかった人もいるとか寺島しのぶに言わせるのはずるくないか?何かが違わないか?
自ら死を選ぶってまあまあ大変なことなんじゃないですかね。と、薄ら怒りすら感じる。
というか、直後に残ったモヤモヤが段々と怒りに変わりつつすらある。


つのだひろはとっても良かった。
あのお洋服はダイエーなき今、どこで買ってるのかしら。
柴咲コウのイズコも良かった。
こういう人間みたいな人間じゃない何かみたいな感じめちゃくちゃ似合うな。
創