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花と波濤
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『花と波濤』に投稿された感想・評価

やっぱし京都か。元祖トレンディドラマかってくらい流行取り入れまくりで設定もセリフも最高でした。さすが井上靖、人物描写もピリッとしてる。若さと図々しさほんと腹立つ筑紫さんに天秤にかけられる冴えない山内明と自信家岡田英次。楽しくラク焼きのお遊び、大晦日蕎麦屋で飲んじゃうレジデンス住まいのアーティストだいぶ大人にみえるけど歴代の女の世話になってるし上原謙。パトロン高杉早苗キトラ夫人のモダンな住まい、グランピエに売ってそうな素敵な腰掛け。少々の浮気にも動じない泳がせ上手な夫は清水将夫。別れたあとにも上原謙に押しかけ女房な久慈あさみは山内さんの前では別人かってくらい殊勝な態度でまさに女って感じ。山内さんの自殺未遂で登場するハンチングでひとりノワールな山形勲、文化賞受賞で岡田英次のとこに駆けつける学ラン天知。筑紫にフラれ反省して受賞辞退するのも筋違いだし、勝手にまた結婚宣言して晴々とした顔してる岡田英次、絶対お前は変わらない。新規蒔き直しで東京に立つ上原謙にズイッて詰め寄り「先生のお側においてください」って最後まで腹立つヒロイン筑紫だけど、いきなり「わたし、こころの病気なの…」って涙みせて自覚してんだーってまとまっちゃって、河原で遊ぶ子どもらのボール拾って投げてやる清々しいラストもいきいき図々しい。
京都で編集仕事をするBG筑紫あけみが、故郷の幼馴染で小説家志望の山内明と京大考古学研究室助手岡田英次に結婚を迫られ困惑するヒロインで、彫刻家上原謙がその相談役だが、女優で別居中の妻久慈あさみと上原の初恋の人で人妻高杉早苗の間で揺れている井上靖原作、松林宗恵監督の心理劇映画。
3.0
〖1950年代映画:メロドラマ:小説実写映画化:新東宝〗
1954年製作で、井上靖の小説を実写映画化のメロドラマらしい⁉️

2026年1,020本目

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