けんたろう

女経(じょきょう)のけんたろうのレビュー・感想・評価

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
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観ればほんのちょっと幸せな気分になれるおはなし。


【第一話 耳を噛みたがる女】
女の嘘と強がり…か。くぅ…きっといつか幸せに成れるさ!いやぁイイね。面白い!
それに、スピーディにコミカルに運ばれる物語はやっぱり観やすい!増村保造、流石なり!

【第二話 物を高く売りつける女】
霊妙なる肌と声、寂れた家屋に映る陰翳、海辺に見る常世…まるで現代に投影されたお伽噺のよう。
と思いきや!嗚呼まったく高い買い物をしたね、三原さん(船越英二)。面白いなぁ。

【第三話 恋を忘れていた女】
誰かを慈しむ。だから美しい。人間の美しさだよ…あゝ優しい世界。これまた面白いぜ…


素敵、素敵、素敵、とっても素敵。終い方は様々だけれど、僕の頬を緩くしてくれるのはどれも同じ。まことに好うございました!