茶一郎

オカルトの森へようこそ THE MOVIEの茶一郎のレビュー・感想・評価

3.9
 台湾が『呪詛』!?でも日本には白石晃士監督がいるぞ!フェイクドキュメンタリー×ホラーの最高到達点。白石作品のベスト盤とも言える原点回帰的『オカルトの森へようこそ』。「コワすぎ!」シリーズはもちろん、『ノロイ』、『カルト』、『オカルト』、『貞子vs伽椰子』……の要素とファンサービスを2時間にまとめた白石作品ファンにはたまらない一本でした。故に冷静な評価は不可能。
 アツいフェイクドキュメンタタリー・ホラー・エンタメであると同時に、白石監督版『8 1/2』meets『ありふれた事件』、「メタ『オカルト』2」でもある。全編DOTAMAの♪名曲の作り方が流れているような、「♪ファーストを俺は超えられない〜」とずっと聞こえてくるような、最高傑作『オカルト』を超えようともがく作り手の苦悩をフィルムに刻む。本作から「コワすぎ!」シリーズ再始動に繋がるのだから……もう……監督一生ついていきます【記録】
茶一郎

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