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おーい!どんちゃんのmakoのレビュー・感想・評価

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)
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沖田修一監督、宮部純子さんの舞台挨拶付きで鑑賞。
映画祭や特集などで限定的にしか上映されていないそうで、貴重な映画を鑑賞し、沖田監督と宮部純子さんの舞台裏のお話も聞くことができて、とても楽しい時間を過ごす事ができました😊

沖田監督の極めて個人的な映画。
生後半年の娘ちゃんと俳優たちをキャストに映画を撮り始め3年(2014年~2017年)の撮影期間をかけて完成させた。
赤ちゃんが3歳児に成長していくリアルと周到に練られたコメディドラマが合体した作品。

売れない俳優三人が暮らすシェアハウス。ある日、玄関先に赤ちゃんが置かれていた。
ここから、始まる物語。
育児経験のない男三人と赤ちゃん“どんちゃん”の生活が始まる。

クスッと笑えて、ほっこりした。
育児に四苦八苦しながらも、どんちゃんのいる生活に馴染んでいく三人。
どんちゃんの成長だけじゃなく、三人の成長物語でもありました。
名作映画のオマージュシーンもありました。

どんちゃんの声の挨拶(録音された)が最後にありました。
エンドロールの名前はどんちゃんが書いたそうです。
手作り感もあり良かったです✨

私の席の左斜め後方の席に沖田監督ご家族もいらっしゃって一緒に観ました😊
ふと後ろを向いた時に、お子さん連れがいるなと思ってて。
そしたらそれが沖田監督のご家族でした。奥様と9歳になったどんちゃんでした。どんちゃん、可愛かったです。
ちなみに本作には奥様も出演されています。チョイ役で沖田監督も出てました。

結婚式を挙げた家やシェアハウスは沖田監督のご実家や自宅だそうです。どんちゃんが混乱しないように生活空間はあまり変えずに撮影したとのことでした。
山中崇さん、宇野祥平さんの親子共演もありました。
劇中、水族館でアシカショーを観るシーンがあり、そこで指名されるけど、これは偶然当てられたそうです。
ドキュメンタリーとフィクションが半分半分。
観客だったか、司会の方だったか忘れましたが、世界一豪華なホームビデオと仰ってて、その通りだなと思いました✨
素敵な映画でした。
スコア、迷ったけどつけないことにしました😊


劇場鑑賞数 #81
2023鑑賞数 #90
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