ギズモX

ゼイラムのギズモXのレビュー・感想・評価

ゼイラム(1991年製作の映画)
3.1
懐かしい。
子供のころに少しだけ観て(めっちゃつまらん)と思っていたけど、大人になってから見てみると前半とクライマックスが超面白い!

インディペンデント色溢れる90年代特撮作品。
ストーリーは単純明快。
極悪宇宙人ゼイラムが地球に逃げて来たので、女ハンターがミラーワールドを作って、ゼイラムとバトルして勝ったんだけど、そこに地球人2人が迷い込んでしまい、というもの。

まず驚いたのが、地球人役で登場するのが平成ガメラシリーズで警官役やってたあの螢雪次朗さん!
性格も『ガメラ』の時とあんまし変わんない!

世界観はダークかつ無機質で、バイオレンスホラーな演出が目白押し。
怪物の造形に加えて銃などの小道具も超個性的でカッコいい。

ただこの映画最大の欠点として、怪人枠がゼイラムとその手下しか出でこないので、途中でだれやすいというのがある。
女ハンターがゼイラムと戦う序盤戦がピークで、それから延々とミラーワールドに取り残された非力な2人が戦うってのがとても残念だ。
クライマックスは超ハラハラするが。

戦う女ハンターとタイトルコールに出てくる背景が印象に残る作品です。
ギズモX

ギズモX