勝ったのは農民だ

バイオレント・ナイトの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【2月にクリスマス映画を劇場公開する意図が謎です。】

2023年は主演のデヴィッド・ハーバーさんは売れましたね。
特に彼が主演した『グランツーリスモ』🏎️なんて2023年の年間ベストに挙げる人も多いですから観たいですけど、今作『バイオレント・ナイト』も評判がよかったので鑑賞しました。

『Mr.ノーバディ』とか『ダイ・ハード』と違って、
デヴィッド・ハーバーさんはちょっとブヨブヨな体つきで、そんなおっさんが体を張っていたのは新鮮に感じました。
シュッとしたスリムなサンタクロース🎅っていませんからね。

ただ、
クリスマス映画🎄って普通はクリスマスより前の12月上旬ぐらいから公開されると思うんですけどね…😅

今作が日本では2023年の2月3日に劇場公開されたのが謎です。🤔
「配信とかDVDでクリスマスに家で観ろ‼️」って配給会社の意図だったんでしょうか❓

🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅🎅

【タイトル通りバイオレントなR-15指定のクリスマス映画です。】🎄

映画自体は面白かったですよ。

『Mr.ノーバディ』のスタッフが、

・『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』を下敷きにしたクリスマス映画を作ったらこうなる。🎄

或いは、

・『ホーム・アローン』で描かれた過剰防衛をさらに過剰に描くとこうなる

みたいな作品でした。😅

ただ、これは『ホーム・アローン』みたいに毎年TV地上波放送されるようなことは絶対にないでしょうね。

タイトル通り、バイオレントなR-15指定の一作です。

🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌🦌

【『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』のオマージュがふんだんに盛り込まれています。】

ご丁寧に、劇中でも『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』の名前が出てますからね。
製作者は確信犯的です。


・主人公の両親の夫婦仲が良くないけど、最後によりを戻す展開も『ダイハード(1作目)』的ですし、

・サンタと女の子との無線のやり取りが、
のジョン・マクレーンとパウエル巡査部長みたいで、あそこはハートフルでした。💕




その続編の『ダイ・ハード2』のオマージュも多かったですね。

・白い迷彩柄の傭兵軍団は主人公に殺されるために、
・尖った氷柱は悪役を突き刺すために、
・(芝刈り機みたいな)グルグル回る刃物の機械は悪役を引きずって粉々にするために、

登場します。

それらが画面に登場した瞬間に
自分は「あ、こりゃ絶対こうなるだろうな」😅っていう予想が出来て、

その予想通りの役割をちゃんと果たしてくれるのが観ていて気持ちよかったです。♨️


ジョン・レグイザモが悪役で今回は傭兵のリーダーなんですが彼も『ダイ・ハード2』で悪役の1人だったんですね。
時を経て、端役からリーダーに格上げしましたが、⤴️
彼が実写版スーパーマリオのルイージを演じていたことを考えたら、ヒーロー役から悪役に格下げですけどね。⤵️



それから、『ホーム・アローン』みたいなブービートラップも登場します。

『ホーム・アローン』で
「これって悪役の体が丈夫じゃなければ、ケビンは普通に殺してたんじゃないの❓」🤕

って疑問をずっと感じていたので、今作はスッとしました。今作の悪役はみんなお亡くなりになります。😇

なんなら、この主人公:サンタクロースも序盤はプレゼントを送ると同時にしょーもないコソ泥の常習犯でしたから、そこはホーム・アローンの悪役と同じでした。

🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁

【あんまりお涙頂戴😢にならないのもよかったです。】

サンタが持っている“良い子リスト““悪い子リスト“ってのが、いかにも娯楽映画らしく善悪がはっきりしていていいですね。🦸🦹

あと、
あの女の子を除いて、『犬神家の一族』みたいな金目当ての嫌な親戚ばっかりなんですが、

最後はなんとなく家族がよりを戻すんじゃないか?と思える希望の持てるラストでよかったです。

「金を燃やすことでサンタが生き返れば安い。でもやっぱり50万ドル💸🔥は惜しい。」

みたいな着地がかなり現実的でよかったです。
あんまりお涙頂戴な感動話をしてもしかたないですからね…。😅