『ほどけそうな、息』（44分）の付け合わせみたいな感じで29分のこちらが併映でプログラムされてて。

高校生の妊娠、それを周囲（学校、相手一家）がこぞって「堕ろせ堕ろせ」（いやもう七ヶ月なんですって）、「そもそもお前が誘惑するから！」って、あまりに薄っぺらな囃し立て。

そこから何故か学校図書館の司書が大活躍して（一応、取ってつけたような「理由」はラストに明かされるけど）出産→養子縁組のストーリーを提示するっていう。

そこにいたる経緯もこれまた強烈に薄っぺらくて、何より養子縁組を積極実施してるクリニックが全面協力してて、結局「PR動画」にしかなってない。

「方法論」提示以前に、作り手にはもっと語らなければならない「内実」が必要だと思いますが如何？

ああ、脱力の30分だったわ…。

わかりやすく、短編としてまとまっていた。
作品としても考えさせられる内容で、見応えあり。

あまりにも辛いけど、実際にこういった現実がたくさんあるんだろうな。

啓発ビデオとして流したらいいのに。