パピヨン

ロスト・キング 500年越しの運命のパピヨンのレビュー・感想・評価

4.0
例えるなら、
現代の日本の主婦が、1582年本能寺の変で自害したとされる「織田信長」の遺骨を発見するようなものですかね。
主婦フィリッパ(サリー·ホーキンス)は職場で理不尽な扱いをされ、夫とは別居中で、二人の息子は難しい年齢に差し掛かっています。ある日、シェイクスピア劇「リチャード三世」の鑑賞が切っ掛けとなり、推し活がスタートしました。歴史研究にのめり込み、1485年に死亡したリチャード三世の遺骨を探し求めるのですが····。
社会的地位がないと功績さえ認められなかったり横取りされたり。歴史家 & シェイクスピア VS 崖っぷち主婦と言う構図は、何とも素敵な実話ベースのファンタジーを見せてくれました。推しが傍で励ましてくれるなんて最高ですから。
監督のスティーブン・フリアーズは「あなたを抱きしめる日まで」や「靴をなくした天使」かな、主演のサリー·ホーキンスは「シェイプ・オブ・ウォーター」や「パディントン」です。そして何と言ってもダンナ役のスティーブ・クーガンの製作·脚本との大活躍に脱帽です。
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