もじゃ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのもじゃのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
4.5
「ラクスの愛だ!」

2004年TVアニメシリーズのガンダムSEED DESTINYのその後を描く劇場版。キラやラクス達世界平和監視機構と新興国が協力してブルーコスモスと戦うことに。真の敵とは?

とりあえず、お腹いっぱいで胸焼けするくらいの物量と言える。公式パロディによるファンサービスだけで作られた映画と言っても過言ではないはず。そして要素の5割くらいは笑わせに来てる。ファンなら突っ込まずにはいられないだろう。

戦闘シーンをはじめ、クオリティの高さは20年の進歩を感じる。モビルスーツや戦艦のCGとそれか動く様は格好良い。終盤ビックリな新兵器もあった。一方でキャラ同士の会話シーンで頼りない絵になることはある。そしてキャラクターのデザインで、妙に唇が強調されてるとは思った(笑)

20年近く空いたものの、演じる役者さん達の衰えは感じなかった。各キャラ期待したイメージ通りだったし、キラが弱さを見せたり、アスランが面白かったりの変化も悪くない。リアル夫婦声優の会話も楽しめた。

構成について。
ヘ〜こうなったのか!みたいな境遇説明の序盤。キラ達がファウンデーションに向かい中盤へ。状況が一転してズタボロになるのが丁度1時間あたり。再び戦艦で発進するのが終盤への転機。以降、クライマックスが盛り沢山過ぎて、倍速視聴できるもんならやってみろと言わんばかりの超ハイテンポシーンが詰め込まれる。

これで物足りないことは絶対に無いだろっていう作品。
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