もじゃ

007は二度死ぬのもじゃのレビュー・感想・評価

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)
3.5
「これが二度目の人生だ」

67年の007。ショーン・コネリ5作目。死んだことにして日本に来たボンド。敵のロケット発射拠点を突き止める事ができるか?

なんと宇宙から始まる。そして舞台が日本。東芝!相撲!しっかりロケしていて、絵的にはそれほどトンデモジャパンという感じではない。国民性なんかも表現されている。しかし漁師が襲ってきたり、特殊部隊が忍者だったりする。世界よこれがエキゾチックだ。
お話は盛り沢山、というかガジェット祭りだ。ミニヘリコプターや携帯武器など盛り沢山だ。しかし話はとても忙しい。

七三と胸毛のショーン・コネリー。少し歳を経た感じがする。タイガー田中の丹波哲郎は立ち姿が格好良く、ボンドに負けてない。ボンドガール浜美枝のスタイルは当時の日本人として驚異的。若林映子は小柄ではあるけれど、頭が小さく首が細い!

構成について。序盤いきなり死んだことにする作戦でドラマ的な効果は薄い。日本で丹波哲郎に会って話は動く。それ以降はオンリーinJapanで場所も展開も目まぐるしい。見せたい物がたくさんあり過ぎたようだ。敵の基地に乗り込んで終盤の決戦へ。

なんか日本ってすげぇ、ってなる作品。
もじゃ

もじゃ