もじゃ

十二人の死にたい子どもたちのもじゃのレビュー・感想・評価

3.0
「で?結局あなたが反対する理由は?」

集団自殺のために12人の少年少女が集まると既に13人目の遺体が。この中に犯人が?いったいなぜ?

冲方丁原作小説の映画化。今をときめく若手俳優たちによるミステリー?ありがちなのは死体が生きてるとか?
誰がどの順で来たか、などハイテンポな話し合いが主なので舞台向きな題材かもしれない。映像もまたカメラの切り替えが細かいので緊張感がある。しかしながら、どんどんメンバーが死んでいくようなものを期待していたので、話が地味に感じた。原作通りなんだろうけど。

その若手俳優たち。全員を知ってるわけでは無いけれど、橋本環奈は抜群で目立つので、有名人役なのは良い配役だと思った。しかし1つ感じたのは12人を描くのに映画の尺は短いかなと。

構成について。
集まったらすぐ自殺決行のはずが死体があって話し合いになる序盤。一旦皆が外に出るアクションが転機。中盤は調査をしつつ、それぞれの背景が明らかになっていく。意外な事実が明らかになり、終盤では本作品のメッセージ的な物がわかる。

色々と拍子抜けしてしまった作品
もじゃ

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