公開から2週間で軒並み字幕版の上映が目に見えて減る中、なんとか字幕版にて鑑賞（と言うかこちらも字幕なのだから上映前の短編も普通に原語で日本語字幕にして欲しかった）
ディズニーのアニバーサリー作品にも関わらず、果敢に体制に反発するアナーキストたちを描く挑戦作。前半はアニメーションの動きがぬるっとしてて違和感があったのだけど、後半はストーリーの持つ力強さで気にならなくなってしまった。
間違った体制に、その国に住む一人一人を沈黙させ（願いを預けた瞬間にその願いを忘れる＝自分の意見や大切なものを持たなくする）押さえ付ける政治に抗い、自らの尊厳を取り戻す姿は97分と短くともめちゃくちゃ心に響いた。これ現代社会の寓話だよね、よく企画通ったな（公開にこぎつけたな）としみじみ思った。
キャラクター部門はスターちゃん最高に可愛い、フォルムの丸っこさと喋らないところの塩梅があざとくて優勝⭐️マグニフィコ王も邪悪だけど憎みきれないチャーミングさ、ソロ曲の感情表現の豊かさはクリス・パインの演技を思い出す（どことなく造形も似ている気がする）同級生の旦那さんの名前をエンドロールで確認出来て嬉しかった☻
