2024年1本目は年末から評判が良かった、アキ・カウリスマキ作品に初挑戦🍂ポスターの色使いから当たりを確信していたのだけど間違いない、パンフレットもデザインが素敵で帰ってから読むのが楽しみ。年始めの映画が素敵だと気持ちが前向きになる。
犬が可愛いオブザイヤー部門で既に2024年トップ10候補🐕極限まで照明を絞ったフィンランドはヘルシンキの影が暗く落ちる風景を彩るカラフルな洋服（劇中で主人公たちが着ている作業服もパステル風味で程良く色鮮やか）デジタル時代の昨今では信じられないくらいすれ違い続ける男女。台詞は少なくとも、劇伴が雄弁に気持ちを代弁してくれるので物語に置いていかれることはない。
81分の上映時間も起承転結がしっかりしていて見応えばっちり。カメラのアングルが主人公たちの心境のように明るく広がっていき、心がほのかに温かくなるエンディングの多幸感。いきなりのジャームッシュ（しかも推しが出ているDDDでより嬉しい）に犬の名前や映画館のポスター、映画への愛が伝わってきて楽しい。
