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『ユーモレスク』に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

4.3
個人的には今の日本実験映画界の濱口竜介。2作連続イメフォフェス大賞受賞。もちろん全作観てるが本作の劇映画に寄せた微かなドラマと現実の間を揺さぶる映像のアプローチに驚きを隠せなかった。たんたんと過ぎる時間、長回し、アケルマンやらミンリャンのオマージュという言葉すら申し訳ない。野原に響き渡る雷鳴なのか銃声なのか謎の音、親密さと不穏さの同居。ホームムービーの再構築なのにって失礼だけど、虚構とリアルのバランスの凄まじさ。生活の営みで紡がれる母子という家族の間にある関係性にまで疑いの目を向けつつ確かに暖かい時間が流れる。あらゆる想定や予想を語り語られ、後世に語り継がられるべき傑作。

トークメモ
2年前に太陽を長時間露光で撮影した13を発表したが本作は家族が登場して発想。ホームムービー的なことで距離感を模索しながらフィクショナルになれないか試みた。撮影期間は回想期間の0歳から5歳までのおよそ5年間。湖で水をすくうシーンをテスト的に撮影して面白いなと。取り足し取り足しで撮っていく、何年目冬秋とか表にしてタイミングで撮ってパズルみたいに構成していった。SFみたいに物語を自由につくってほしい。息子に対しては演出はつけようがない、嫁さんにはものを運ぶとかそのように振り付けたことはあった。彼女が考えて振る舞った。作品のアイデアは今ゼロ。
くりふ

くりふの感想・評価

1.5
【他人ごと家族】

IFF2022『東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション5』上映にて。作品ページが出来たのを知ったので、追っかけでメモ的に投稿。

時間が経ちましたが、このプログラム4本中、いちばん心に残り…というか、刷り込まれました。46分の作品で、体感的にはそのうち40分くらいが退屈で、拷問のようでした。あとは眠気との闘い。

ひと気のない草地の、古い一軒家で暮らす母子。湖で汲んだ水を家内制手工業にて浄化し、それと物々交換で生活する。父は、いない。…そんな日常が、ダラダラと描かれています。

クレジットで予想したが、母子は実際に、監督の妻子だそうだ。監督コメントでは、

“ホームムービー撮影を映画制作の手法として変換、拡張してフィクショナルな世界を作りました。映画内のシーンの多くは現実の彼らの姿からインスピレーションを受けたものです。 目の前にある小さな物語と遠くの大きな物語、そしてもうここにはない物語。虚構と現実におけるそれらの同化を試みた作品です。”

…だそうだが、手法について意図はわかりました。問題は、退屈なことです。

幼い子供はカメラに慣れたら、好き勝手なコトを始めるから自然といえば自然で、見ていて嫌味は感じない。

問題は母ちゃんのほう。個人的には、見ため“寡黙な林真理子”でしたが、単調な生活描写を眺めていても、魅力が不明で興味を持てない。美女でも神秘的でもないし、どんな性格かもわからないし、そのへんのオバチャンを、遠くから風景の如く眺めているのと変わらない。

…どうしろと?

これなら、現実に魅力あって面白いオバチャンが周囲に居るので、ソチラと直に交流したほうが、わざわざ映画なんか見んでも人生楽しい。

ところが本作、東アジア・エクスペリメンタル・コンペティションの大賞に決定したそうです!

おめでたいコトだとは思います。最終審査員からは「作中に示される父の不在と、カメラを通じて仄めかされる父である撮影者とその子どもである被写体という対照が、喪失と親密さというアンビバレントな感情を想起させ、希望、不安、といった過去、現在、未来への間(あわい)へ私たちを包み込む、見事な美しい映画の冒険」と評されたそうな。

とすると真っ先に反論したいのは、母ちゃんが独り、ふと泣き出すシーンについて。ココ、めっちゃワザとらしく感じたのですが、泣き出すワケは想像するしかないとしても、物語上からはその涙成分に、“父不在”が含まれると考えるのが妥当でしょう。

…でも、カメラの向こうに父ちゃん、いるじゃん!

私は本作、現実と虚構を地続きで見せる場合の、悪い例だろうと思いました。

“寡黙な林真理子”というのは、それだけで充分、フィクショナルですが!

ユーモレスクの語源である、ユーモアでくるんでくれたら、ゼンゼン違っただろうなあ…とも思ったコトでした。

<2022.10.15記>
o

oの感想・評価

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dance デジタル/5分/2009
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