うどん

クリード 過去の逆襲のうどんのレビュー・感想・評価

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)
3.5
シリーズ最新作ということで鑑賞!
ただ、地元の劇場は公開1週間でIMAX終了となりビックリ…。

ロッキーの「ろ」の字もな……あ…?

公開してからの評判が前2作ほど良くなくて、やや不安だったけど、実際に見て納得。一緒に見た父との帰り道の感想会では、「あの演出は余計だ」「ロッキーの不在はやはり…」と悪い所ばかり出ちゃいました。

良かったところを挙げると、今作の対戦相手を演じたジョナサン・メイジャーズ。すごく表情や演技が良くて、彼の大きな存在感あっての作品。彼をもっと活かす演出ができたはず。主役のマイケル・ジョーダンは俳優として好きだけど、監督としてはまだまだネ!

微妙に思ったところとしては、
①クリードとデイミアンの関係
 何というか、過去の出来事は「どっちもどっち」なのだろうが、2人のどちらにも気持ちが入らなくて、微妙な気持ちのまま試合に突入した感じだった。デイミアンの「18年」の穴は大きすぎると思う一方で、クリードを応援したくもあったが、前作のように対戦する2人が背負うものを感じなかった。

②最後の試合シーン
 これは他の方のレビューでもいろいろ言われているが、途中に余計な演出があった。あの演出のやりたいこと・意味することはわかるけど、会場の熱気あっての試合の盛り上がりを急に冷やされた気分。

③そこで使うか「ロッキー」を
 スタローンと何があったにせよ、ロッキーの全くの不在は寂しすぎる。クリードがあれだけ世話になっておきながら、存在を感じさせないなんて。ロッキーを登場させずとも、その世界観を感じさせる演出ができたのでは?
 クリードシリーズのキャラの登場は嬉しかったけど、ロッキーシリーズからの旧メンバーがいなくて、世代交代なのだろうが、うーん寂しい。

前2作が良すぎただけに、今作が低評価になるのは仕方ないのかも。ただ、今まで同様、劇中歌と試合の選手入場シーンは堪能しました。俳優さんの演技は良質だったので、もったいなかったけど、それなりに楽しんできました!
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