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チャタレイ夫人の恋人の八のレビュー・感想・評価

チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)
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クラウンシリーズでエマちゃんのお顔と雰囲気とが好みで、前情報なしで鑑賞。

女性監督が撮るエロという感じがした。絵画となぞらえたようなエロより映像美が勝っている感じ。

でも監督の意思なのか、エマちゃんがやっぱりクイアということもあってかどちらかわからないけど、私は体見せても別にいいわよ感が出てたというか。

この時代に女性側が性に対して奔放というか熱意があるというのはあまりよろしくなくという描写なのかな?かまだそういう考えが現代にもあるからそれに抗ってやるぞ!みたいな強さが見えて。

あとはただただ誰にも感情移入できなくて、森番と婦人は純愛だからほっといてあげなさいと擁護するご婦人すらも物語に”都合のいいキャラクター”にしか見えず。もちろん旦那はひどいしあれやけど

一番は、上流階級のご婦人が労働階級の家畜同然に扱われている人の人間性に触れて、子供がDNA的には労働階級なのに産まれた環境だけで人をこき使う側として育つという皮肉の物語になるのか?とか思ったらそこまで深彫りもなく。

原作小説の時代では、この違う階級の強い女性と口数少ない男の恋愛萌える〜という感じだったんだろうか
八