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ネズミ捕りの男の八のレビュー・感想・評価

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)
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ウェスアンダーソンXロアルドダール
視聴三作目。

今まではもうほんまに思慮深く頭がずーっと回転してそうな作家にしか見えなかったRalphファインズ(volおじさん)さんが、本当にその日暮らしの手に職系のそれこそ1日に仕事一つあるかないかで家帰ってチビチビとビール飲んでそうな労働クラスに早変わり、、、雰囲気と声とアクセントと俳優さんってすごい。

それこそ本当にマルフォイパパとピーターペティグリュー同じ俳優さんやで!って急に言われたようなびっくり感。って思ってたらほんまにそんな感じやん

一番建物の色とか空の色とか、素人が想像するウェスアンダーソン!って感じで見てて楽しい。そして先に見た2作品と違って結構会話劇多い

二人が睨み合い始めたところはなんだかむかーしのドラキュラ伯爵とかそういうCGも何もなかった時代のアナログな映画の光の入り方とか、勝手に懐かしい気持ちになった

短編が先かチョコレート工場を先に書いたのかわからないけど、チョコレート工場についてのmentionあり。チャリチョコでは確かリスがいたかな?チャリチョコもちょっとそうだったのかもしれないけど、チョコレートの食べ過ぎはいかんよっていうのを読者の子供向けにえっチョコっていつも食べてるけどそう言えば何が入ってるんだろうとか考えさせるようにしてるのかしら

三作品の中で一番不思議な話やった。それこそ舞台があまり変わらないからレイフさんや俳優さんの演技で成り立たせてる、そして全然見れる。最後にAmershamに移り住んだときに地元についての作品を色々書いたとのことだったけど、今サクッと調べたらロンドンから北にあって州の中では比較的安全で住みやすくいわゆる田舎?か都会よりはバタバタしてない暮らしが楽しめるみたいなこと書いてあったので、ああいう不思議なあなた何で暮らしているの?みたいなおっちゃんが実際にいたのかもしれないなあ
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