マダム・ウェブ
マーベル初の本格ミステリー・サスペンスという触れ込みと、ダコタ・ジョンソン主演ということで鑑賞。
アメリカ・ニューヨーク。産まれてすぐに母を亡くし里親のもとで育ったキャシーは、救命士として日々奮闘していた。そんなある日、生死をさまよう大事故に遭遇したことをきっかけに、"未来を予知する能力" を手に入れる。
評判があまりよくないのと、マーベル作品はあまり詳しくないので、楽しめるかどうか不安だったが、普通にヒーローものとして面白かった。
まずは、割とシンプルな物語でマダム・ウェブ誕生譚をわかりやすく描いている点は好感が持てる。"予知能力" を駆使して敵と戦う展開で、映画として観せるにはなかなか難しい設定だと思うが、1つの作品としてしっかり仕上げたところも評価できる。
主人公と個性的な3人の少女たちとのチーム結束への過程も胸アツだし、彼女たちの未来の活躍ぶりも見たくなる。クライマックスの高所でのバトルシーンも迫力あり見応えがあった。
確かにダコタ・ジョンソンの役柄自体に派手さ
はないし、悪役もそんなに怖くない。いつものマーベル作品からするとこじんまりしている印象も受け、厳しい評価なのも分かる。ただ、新シリーズのお披露目作品という点を考えれば、及第点をあげてもいいのでは。
今後どのように展開していくか楽しみ。
