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キングダム 運命の炎のkanegoneのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
4.1
邦画最大級のスケールを誇るキングダム、ますますスケールアップした三作目。
画面の豪華さとアクションの大規模っぷりに感嘆するんですが、毎度ながら

「そこで終わるのかよ」って思います。

まあ面白いからそう感じるんでしょうけど。


私は泣くつもりは全くなかったんですが、今作では杏の演技に引き込まれ、いつのまにか涙が溢れてきました。ふだんは、滅多に泣けない薄情者なんですが。

杏の迫力に、吉沢くんも共鳴してすごい芝居をするもんだから、知らないうちに涙が出てきてびっくり。その場面は素晴らしかったです。


後半のバトルも、時間が過ぎるのが早かったので、面白かったんだと思います。あっという間すぎて、満足感はそれほど感じないんですが。

私は王騎が大なた振るって立ち回るかと期待しちゃってたんですが、今作ではどこまで描いてくれてるのか。バトルの仕上がりは見てのお楽しみということで。

なんせアクション大作なので、劇場の大画面と爆音が気持ちよかったです。


そして、一作めの時から思ってたけど、この映画って、大沢たかおという役者がいなかったら、もし彼がここまで成長していなかったら、これだけのリアリティを担保できなかったんじゃないかと思います。

大沢たかおも、演じる王騎も、この作品の牽引役って感じで全体のレベルを上げてくれてますが、信や大王をはじめとした登場人物、そして役者本人が彼に引っ張られて成長しているのが伝わってくるので、観ていて手応えがあります。

特に信の成長はひしひしと感じられるし、百人隊を率いての最初の「檄」には、猛烈にしびれました。


バラエティでの宣伝を見ていても、役者陣の心の充実っぷりは明らかで、自信が伝わってきます。で、その中でも大沢たかおのトークのキレがバツグンで、マジすごい人すぎる。本当に王騎的な存在になってる。


個人的には、コロナで映画館から遠ざかってしまい、映画を観る本数も減っていましたが、やっぱり映画ってしっかり観ると面白いなぁって再確認。
映画を観た後、皆さんのレビューを読むのも楽しいですし。

ということで
これが1000本目のレビューです。

1000本かあ。よく観たなぁ。
フィルマークスしてなかったら、半分も観てなかったと思います。

皆様のおかげで出会えた面白い作品も数えきれないですし、映画館で観るかどうかも、どの映画を観るかも、フィルマのスコアとかレビュー数を見て決めたりしてますし。

本当に、いつもありがとうございます。いろいろな面で感謝を感じる1000本目でした。ではまた。
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