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かがみの孤城のkanegoneのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.8
テレビで見ました。

いじめシーンの苛烈さ、でも現実味のある生々しさ。タフな描写があります。

でも、どこかで監督さんが語っていた通り、作中で安易ないじめの解決を描かず、

この作品を見ることで深い悩みから一歩踏み出すきっかけを得てくれたら、という描き方になってることに感じるものがありました。

そんな簡単に解決しないもんね。
大人になっても悩むことはたくさんあるけど、学校の中での嫌な力関係の避けられなさは本当に悲惨だし、辛いものだったなぁと思い出す映画でした。

戦争もだけど、一方的な暴力とか圧力って本当に悲しくなるしやるせないです。

優しい気持ちだけでは生きていけない現実もあるし、どこで自分の強さを見つけられるか、それをどこで役立てられるかが人生のテーマかなぁと思ったり。

そんなこと考えずに生きていけちゃう人もいるのかもしれませんが、それはすごいことだなぁと思う自分がいます。いい歳になっても、まだそう思います。

うまく生きられないと感じている人には一度観ていただきたい映画でした。
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