これ、レンタルや配信でなく、劇場で観てたら、もっとよかったかもです。
役者もシナリオもよく、それなりに引き込まれたんですが、「そうかあ、そういうこともあるかもね」って感じで、さらっと観てしまいました。
生い立ちのことって、生まれてくる側からしたらどうしようもない。気にするなと言われても、気にしないというわけにもいかない。
難しい親を持って生きて来たから、さまざまな生い立ちを持つ登場人物たちの気持ちは、少しだけ理解できる。
生い立ちに捉われずに生きていけることは幸せなのに、あまり幸せになると、人って今度は、暇だなと思うんです。
暇になると、ちょっとした悪さを働く…この映画なら、妻夫木聡の奥さん役のようなことになりがちな気がする。
人間ってキリがないな、と思ったり。
多少は、テーマのようなものを抱えて生きてるくらいがちょうどいいのか?
個人的にそんなことを思ってしまう映画でした。演技は素晴らしかったです。