いい映画。
家族に関するコンプレックスは、身を裂かれるほど辛い。
「それでも、家族だから」
「家族なのに、どうして」
この映画のように、辛くともエネルギッシュに、前向きに進むことができればいい。
でも、それは映画になるくらい、希少で輝かしいパターンの物語。
現実はもっと…
ルビーが映ると、その健康美と色気が画面いっぱいに溢れて、それが余計に、家族との「違い」を鮮やかに感じさせる。
そんな苦悩やハラハラした気持ちの合間に、若いふたりの歌声、美しいハーモニーが響くと、なんとも言えないくらい癒される。
現実も、こんなふうならいいのに。